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「初犯」は強く罰せられない

[2021.06.20]

先週末に起こった富山市の集団食中毒にはびっくりしました。食の安全性は当たり前の概念になっている現在に虚を突かれたような出来事でした。体調を崩されたお子さんたちの回復を願います。重症はいなかった模様ですが、人数の多さに驚きました。なかなか全国ニュースにならない富山県、焼肉えびすに引き続いての食中毒関連となると、富山県の食品衛生管理に疑問視する声や、牛乳に対する風評被害が起こらないことを願います。

 個人的な意見なのですが、今回原因とされている牛乳の製造元の業者さんが「故意」にやったことではないと思います。日々真面目に牛乳を作っておられたのではないかなと。どんな事故も、再犯でないこと、悪意や故意がないものは、事故を起こしてみて初めて自分たちの過ちに気付きます。罪を犯したことは事実ですから、そこは逃げることなく真正面から向き合って反省すべきです。そして被害に合われた方にしっかり謝罪し、自分たちの作業のミスを反省し、そして今後二度とそのようなことが起きない対策をしっかりやれば、初犯は許すべきだというのが僕のポリシーです。もちろん、絶対にやってはダメなこともありますのでそれば初犯でも別です。人は人を傷つけてはならないし(暴力ダメ)、殺してはいけない(殺人ダメ)。当然です。善良な市民を騙してお金を巻き上げる詐欺も絶対だめです。あと、弱いものいじめも絶対にダメです。しかしそこは人間だもの、やってみて初めてそれがダメなことが分かることもあります。こどもたちだって、それは同じ。小さな失敗という人生経験の積み重ねが、大きな事故や犯罪をおかさない道徳心を育てます。だから大人も、こどもを叱る際にも、それが1回目か、1回目以外かで全然対応を変えなければならないです。

 で、そんな「初犯は強く罰せられない」という僕のポリシーの紹介は別に、富山市だけではなく高岡でもじわじわと「胃腸炎」が流行しつつあります。梅雨にはかならず食中毒はつきものです。注意しましょう。RSウイルスはおそらくこれで山をこえました。いかにひどかったがというデータをお示しして本日のブログを終わりにします。どんなときも、子供たちが安全な世の中ですくすく育てられるように、みなさんで頑張りましょう。

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