みずぼうそうがちらほらと
[2019.09.24]
みなさんこんばんは。連休明け、運動会の代休もかさなり、先週も今週も週明けの外来は混み合いました。どうしてもみなさん同じような時間の受診が多いため(社会的事情でやむをえませんよね)待ち時間が多くなり失礼いたしました。
何か流行っているかといいますと、RSウイルスは横ばいで爆発的な流行はまだ見えず。急な発熱だけのお子さんはヘルパンギーナがまだ多く、射水市の一部にまだ手足口病(ほとんど熱が出ないお子さんが多い)がおられます。
さらにちょっと困ったことに、みずぼうそう(水痘)のお子さんがちらほらいて気になります。
水痘は2014年10月から法律が変わり、1歳台で2回の予防接種の定期化がされましたが、それ以前は任意接種(自費接種)でした。ですから、1歳以上の小さいお子さんはほぼ安全。
今の年中・年長さん以上のお子さんが、水痘の予防接種を受けていないか、受けていても1回のみで、そろそろワクチンの効果が切れてきている場合に感染してしまいます。
是非今一度母子手帳を確認していただけると幸いです。
水痘は、罹っている人と接触があってもすぐに発症するわけではなく、潜伏期間が10日から21日ぐらいと、忘れた頃にやってきます。
発症初日には微熱が出て、からだじゅうに赤いポチポチ(周囲に赤みがある水疱丘疹)が出てきます。一度かかると、すべての発疹が痂皮化するまで、登園・登校できません(許可書が必要です)
とにかく感染力の強い水痘。疑わしいかな?と思われる場合には、無理な登園登校を避け、一度病院に受診していただきたいと思います。