暑さとエアコン
[2020.09.02]
9月に入りましたが、相変わらずクリニックの外来は平和そのものです。コロナと新生活様式で、減収減益がこれ以上続けば開業医も病院も閉鎖に追い込まれます。
さて、平和ななかでも体調を崩して受診されるお子さん、現在は特に小学生の割合が増えています。
鼻水・咳・微熱が出る・頭痛、一番多いのはお腹が緩いとか痛い。一概に言えることは、胃腸炎や感冒などの感染症ではなく、カラダのバランスを崩しての不調です。
みなさんに、「暑さとエアコン」の影響だとお話ししています。
殺人的猛暑が続いていること、本来ならば夏休み期間なのに学校が始まってしまったこと、いよいよ運動会練習などもあり、疲れとストレスが積もり積もってバランスを崩しています。
こどもは疲れ知らずではありません。暑いこの時期、一晩寝ただけでは疲れは解消できません。微妙に元気だから「単なる怠け?」と感じることもあると思いますが、こどもからのSOSには素直に耳を傾け、1日限定でも休ませて様子を見ることが大事です。コロナと暑さと短い夏休み、今年の異常状態に対応するには無理は禁物だと思います。
楽しみを見つけるのが難しい今、「頑張る」という方向性より、「疲れとストレスをためない」という方向性に舵を切ったほうが元気に乗り切れると思います。
温めのお風呂に入ってサッパリした後は、室温はエアコンで25度から26度設定でしっかり冷やしながら、お布団かぶってぐっすり休みましょう。睡眠が一番大事です。