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気が付いたときに

[2018.06.05]

僕は小児の心臓病が専門なので、超音波で心臓を診させてもらうことがあります。意図しないのに、自分の中で勝手に1日約10万回も働いてる心臓ってすごいなあと感心します。

呼吸もそう。全然意識していませんが、一日中吸ったりはいたりして酸素を取り込んでいる。生き物の体ってまさに神秘がいっぱいだと気づきます。

長期間の実験を終えた宇宙飛行士の金井さんが、地球に帰還して「重力を感じる」と言っておられたのも感動です。

我々日常で地球に生活をしているかぎり、自分のからだに重力がかかっていることには気づかないです。

追い風のときにはわからないけれど、向かい風になったときにはじめて「空気」に重さを感じる。

走っていて、道が上り坂になったときに、今までの道は平坦で楽だったことに気づきます。

当たり前のことに気が付いたときに、それをどうとらえるかで、生き方が変わってくると僕は考えます。

 

ある日突然、のどが痛くなる、鼻水がでる、咳がでる、熱がでて風邪をひきます。その時にはじめて、風邪をひく前は健康だったんだと気づきます。

気づいてはじめて、健康ってありがたい、ふつうに生活できることのありがたみを感じられます。健康は大事です。

 

「家」もそう。仕事をして帰ってくるとき、長い旅行から帰ってきたときに、はあやっぱり自宅っていいなあ・くつろげるなあと気づきます。

こどもたちも同じ。保育園から帰ってきたり、学校から帰ってきたりしたら、お家に求めるのはくつろぎです。

きっと子たちも、一日お外で頑張ってきたのです。おうちにいるときは、一番安心なのです。

「おつかれさま、明日もたのしくすごそうね」かわいい寝顔にむかって話しかけてあげてください。

頑張っているのに気が付いたときに、それを優しく認めてあげられる、そんな大人になれたらいいなと思います。

そして一度、自分の寝顔ってみてみたいものです(笑)

 

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