メニュー

謎の風邪と手足口病

[2026.05.26]

5月下旬の現在、特定の感染症流行はありませんが、巷では「謎の風邪」が報道されたりしています。まだこの正体は判明していません。実は僕も4月下旬にかかりましたが、どちらかというと大人がメインの風邪で、激しい咽頭痛から咳が非常に長引きます。過去に経験したことがないほどの痛みと激しい咳でした。若干抗生剤が効きますので、保護者の方でそのような症状があれば、病院で薬をもらいましょう。

 では実際に「一般的なかかりつけ医で調べることが可能な風邪」がどれくらいあるのか?というと、①インフルエンザ ②コロナ ③溶連菌 ④アデノウイルス(プール熱) ⑤RSウイルス ⑥ヒトメタニューモウイルス ⑦マイコプラズマ が迅速キットとしてあるだけです。実は診断名が確定するのはたった7種類しかありません。保険診療として様々な制限がありますので、全てを調べることは不可能(=無意味)です。風邪のウイルスは代表的なもので200種類ぐらいあると言われます。ですから、そもそもほとんどの風邪は「謎」で、診断がつく確率は1割ぐらいしかないのがクリニックの現状です。さらに、キットで診断することで「治療薬が変わる」のはインフルエンザと溶連菌のみです。大雑把に言ってしまうと、ほとんどの風邪は1週間で「自然治癒」しますので、風邪の初期対応は「対症療法」となります。1週間経っても良くならない時にはもう一度受診しましょう。

 付け加えると、キットを使わずに診察だけで診断できるものもあります。水ぼうそうやとびひなどお肌にボチボチが出るもの、そして気温が上がると流行る「ヘルパンギーナ・手足口病(夏風邪)」です。最近は5月が夏の気候になったので、今年はあわてんぼうのウイルスがすでに保育園に入ってきています。急な発熱、手足や口のまわりに発疹が出来てたら手足口病です。オムツ部にも発疹が出ます。これは2、3日で終息するので、痛みや熱の対応だけすれば大丈夫です。診察する側としても、目で見ただけでわかる病気はありがたいです。みんな鼻を押さえて「鼻しないで!」と受診されるので(笑)。

 暑いとはいえまだ春。1日のうちの寒暖差があると、夜寝ている間に風邪を引いたり、お腹を冷やしたりします。半袖でいいですが、お腹冷やさないようにまだ長ズボンの方が良いと思います。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME