みなさまご無沙汰しております。4月だけは穏やかな天候になる富山県。５０肩と腰痛持ちの僕は、寒いのが苦手なので暖かいのがウェルカムで、なんなら毎日夏がいいと思っています。今週半ばまではいいお天気でしたね。春風に吹かれる花粉とホコリ（ハウスダストやダニ）・気温の寒暖差にやられて「ハナタレ」になっているお子さん。４月からの新入園でお疲れの発熱のお子さん。そして急に寒くなったせいか何かはわかりませんが、「嘔吐」で受診されるお子さんの割合が増えてます。特定の保育園で特定のクラスで流行しているので、間違いなく「感染性胃腸炎」ですが、どうも「ノロウイルス」の模様。みんな半日ほど吐き気が続きますが、それ以後は元気になる様子。お子さんが急に吐いても、「半日気持ち悪いけど、次の日には元気になる胃腸炎」とご理解いただき、時間が過ぎるのを待ってください。

　吐いたあと、「何を食べさせたらよいですか？」と質問されます。実は返答に困ります。想像してください。自分がもし気持ち悪くて嘔吐したあとに、普通にご飯を食べますか？。吐いた直後に、ラーメン食べたりカレー食べたり焼肉食べたりできます。やはり嘔吐のあとは、水分を一さじ一さじずつ飲ませてはかないのを１５分おきに確認し、コップ一杯ぐらいの水分をはかなくなったら食べさせる。そして何より本人が「お腹が空いた」という気持ちが強くなったら食べる。食べるなら消化のよい「おかゆ」か「うどん」で炭水化物メインの食事がベスト。もしも下痢があれば、便と同じ柔らかさのものを食べさせましょう。ヨーグルト・牛乳・アイスなど乳製品は、好きだとしても消化に悪いので控えてくださいね。とはいえ食事療法がなかなか苦手な子供たちです。吐いてもまあいいやと思える大らかなご家族ならば、制限なしで食べさせてもよいです。今の胃腸炎はぐったりしてないので。

報道の一部で「胃腸炎症状だと思ったてら、コロナだった」というケースが報道されていますが、いまのところそういうお子さんは高岡地区にはいません。ご参考になれば。