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院長ブログ

鼻づまりとめやにについて(2019.03.09更新)

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上の図にあるように、涙は涙腺から分泌され、目の内側にある涙点まで流れて潤されています。最終的には涙は鼻に流れ落ちてゆく構造になっています。だから、泣いたら鼻水が出るみたいな感覚になる。

こどもの場合に、この目と鼻を繋いでいる鼻涙管(びるいかん)がトラブルになると、目の何らかの症状を起こします。

先天的に涙が流れにくい「鼻涙管閉塞」で、赤ちゃんが頻繁に目やにが溜まる現象が見られます。対処法として、点眼薬+涙嚢(るいのう)マッサージで、生後6か月ごろまで待ちます。

その時期になると普段の姿勢がお座りのポジションになるので、重力の影響で鼻涙管に涙が通りやすくなり改善することが多いです。

もっと早く治る場合もありますし、あまりにも重度の場合には眼科でブジー(細長い棒のこと)で鼻涙管を拡げる手術をすることもあります。

 

それとは別で、風邪をひいたり、副鼻腔炎から鼻が詰まることで、やたらと朝起きたときにめやにがべったり付くことがあります。これがこどもの目やにで一番多い理由です。

涙の出口である鼻が鼻水で詰まってしまうと、いきばを失った涙が目の内側にも外側にもたまってしまい、それが乾燥することによって目やにになります。

ですから根本的治療としては、目やにに対するケアではなく、鼻づまりに対するケアをしなければ良くならないという理屈をご理解いただけるのではないかと思います。

目薬が必要な状態とは、白目が赤く炎症を起こしている(=結膜炎)の状態。もしくは目の周りが目やにで炎症を起こして赤く腫れている場合。これは目薬が必要だと僕は考えています。

目やにがひどいけれど、目は赤くなっていないケースは、実は点眼薬は必要ありません。風邪がらみの目やにについては我々小児科医にもぜひご相談ください。

 大きな子になると、花粉症・アレルギー性結膜炎など、今がまさにそのシーズン!ってものもあります。そういう場合は抗アレルギー剤の点眼液で症状が落ち着きます。

眼科だけでは良くならない場合は、飲み薬を併用すると効果的なこともあります。なかなか良くならないなあというときにも小児科にご相談ください。

 何しろ、白目が赤い!という症状が、目にはよくないと覚えていてくださいね。

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