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こころの処方箋

[2021.12.02]

 自分自身を犠牲にしても、頑張ってしまうくらいに愛すべき人達がいて。自分のことは後回し。良かれと思ってやってあげても、喜んでくれたり褒めてくれることってなくて。当たり前、それでも足りないって思われているような態度に、腹立たしくて、叫びたくて、辛くて、悲しくて切なくて。でもブチ切れておしまいにはできない。だって大切な人達だから。この気持ちをわかって欲しい。ほんの少しだけでもいいから「ありがとう」とか「頑張ってるね」って声をかけてくれたら、救われるこの気持ち。こんな葛藤を、ゴールのない毎日を、それでも続けなければならないつらさに、いつまで耐えて、傷ついて、それでも笑顔でいなきゃならないんだろう。私が見ている景色は、あなたたちが見ている景色とは全然違う。守る責任がある。「立場が違うから」なんて残酷な言い訳では終わりにできない。私はいつも、ありがとうって感謝している。だから私にも、わかりやすい優しさを少しだけ欲しい。それが、何倍にも何十倍にもなってあなた達を守る力に変わるから。

 自分という存在以外の荷物を背負ったときに、人はとてつもない呪縛を抱えて苦しむことになります。その苦しみは、決して誰からも正当な評価を受けることなく、認められることもない。背負った人間の自己責任だ、甘えるな!と冷たく批判されて終わり。そんなつらいだけじゃ、ふとした瞬間に心が壊れそうになる。誰も私の気持ちなんてわかってくれない、って嘆いて落ち込んで這い上がれなくなる。そんな先行き不透明で不幸なこころの傷の唯一の特効薬は、「小さな優しさ」だと思います。大げさなものじゃなくっていい、ほんの少しだけ寄り添ってくれれば、リセット(完治)できる気持ちもある。こころの処方箋が、傷を癒し、やがて芽が出て花となり、素晴らしい実をつけることになる。そこに大きな「幸せな結末」がある。

 いろいろな苦労があってもけなげに頑張る人達に、「小さな優しさ」というこころの処方箋を出せるのは、目の前にいる「あなた」なのにね。気づいて、この気持ち!

(わかってもらえなくても、きっと頑張っている人には神様が微笑んでくれますから)

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