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ヒトメタニューモウイルスとRSウイルスが流行っています

[2022.10.11]

9月中下旬からの寒暖差で風邪を引いたこどもたちがとっても多いです。今はゼーゼーしやすい季節柄(喘息っぽくなる)でもあるので、日中元気でも夜に鼻が詰まったり咳込んだりして困っておられる方も多いと思います。

クリニックの近くに庄川が流れておりますが、庄川より富山市側の保育園ではRSウイルス感染が多い。庄川より高岡市側はヒトメタニューモウイルス(hMPV)が多い印象。なじみのないウイルスの名前ですが、子育て中の親御さんなら是非一度ググってみてください。知っておいて損がないです。二つのウイルスの特徴は、普通の風邪より咳・ゼーゼーがひどくて長いこと(1週間では治らないぐらい長い)。熱が出るときにだらだらと熱が続くことです。RSVもhMPVも本来ならば2才ぐらまでのこども中心に流行る風邪でしたが、今は年長さんぐらいでも熱はでるわゼーゼーしてしまいます。下手すると小学生のお兄ちゃんお姉ちゃんやご家族もうつっています。こういう風邪は、実は新型コロナウイルス感染よりよっぽと長期化するし重症化します。小児科医の立場からは、こどもに罹って欲しくないナンバーワンがRSV/hMPVだったりします。最終的には自然になおりますが、ゼーゼーがひどくて夜眠れない、呼吸がつらくて遊ばない・動かない・哺乳力がいつもの半分以下、みたいな症状の場合は、「入院治療」が必要だったりします。ただいま風邪が流行っているのでクリニックが混み合っています。待ち時間も非常に長くてみなさんにもご迷惑をおかけしますが、「呼吸がつらい」という症状は本当につらいので、上記症状に該当する場合はぜひ一度相談に受診していただきたいなと思います。

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