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上り坂・下り坂(超雑談)

[2019.03.24]

今日も晴れ間がみえた日曜日でしたね。ただお日様が見えるだけで、一日得した感じがします。富山県は年間平均気温・湿度などが「熱帯雨林気候」と同じだと言われますが、一年で唯一過ごしやすいのは4月です。

毎年4月だけはほとんど雨も降らず、レジャー日和や運動するには最適なシーズン。今年はちょっと早くそういう時期が来た感じがしますが、おかげで「花粉症」の人が増えたのも確かかもしれません。

 

 今日でクリニック開院11か月目です。赤ちゃんの発達になぞらえると、つかまり立ちができ、もうそろそろ一人歩きできる時期で、クリニック自体もそういう実感ができるようになりました。

これも本当にみなさんのおかげです。受診していただける患者さんたちに感謝です。また、関係業者のみなさん、そして何より日々僕の仕事を支えてくれるスタッフと家族に感謝しています。

去年1年間はとにかくガムシャラに働いてきたのと、健康管理の甘さから痛風や尿路結石になり、とどめには年末の尾てい骨骨折で全く運動らしいものができませんでした。第1回から第3回までは参加できた富山マラソンも、エントリーはしましたが、結局不参加に終わりました。今年は何とか1回だけでもマラソンの大会に出たい気持ちがあり、最近ようやくリハビリのジョギングを再開しました。

走っているとわかる、上り坂のつらさ。下り坂の楽しさ。これ、運動だけではなく、人生も同じだと思います。

子育て世代の方々は基本「上り坂」。自分+αの負荷が加わるので、日々の生活もリズムもすべてこども中心になります。でも、そういう経験を積むことで新たな考え方や体力も増える。つらいけれども、悪い事ばかりじゃない。

僕は、年齢的にももうとっくに平均寿命の折り返し地点を超えましたし、子育ても終了。早く孫守りをするのが楽しみ。そして仕事も、ビシバシと最先端医療をやっていた大学時代や地域の中核病院のメンバーとして働いていたころとは違い、かかりつけ医として一番ベーシックな医療に携われるようになった幸せを感じます。これは人生の下り坂で、今まで蓄えてきたものが自然と自分の背中を押してくれる状況で、前に進むのも楽チンだし面白いです。

まだまだこれからもやりたいことがたくさんあります。ブログ初期に書いたとおり、僕の夢は、僕の患者さんが同じ医療従事者となって一緒に働いてくれること。自分きっかけに次の世代を作れたとき、そこが僕の小児科医としての幕引きだと思っています。イチローとは違い、まだまだ現役で頑張ります(笑)。

振り返ることは基本ないのですが、自分の人生、その時期時期で振り切れるほど頑張ってきた自負があります。いい思い出があるし、「反省しても後悔せず」が人生訓ですから、思い残すことはないです。

そして、頑張った先ににある下り坂に入った人生が、とても楽しいことをこれからの時代を作ることもたちに伝えてゆけたらいいなあと思います。

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