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乾燥性湿疹の季節

[2018.12.11]

冬場になり本格的に暖房が入りますと、お家のなかが非常に乾燥します。そんな季節になりました。夏生まれの僕、やっぱり冬は嫌いです。

クリニック内も湿度が30%以下ぐらいになってしまい、これをどうすることもできません。大人も乾燥しますが、当然こどもの方がお肌が乾燥します。

皮膚の厚みで保水力も変わってきますので、赤ちゃんであればあるほどお肌は外気の湿度に影響して乾燥します。

ですから、この季節から暖房をつけなくなる春までは、こどもは乾燥性湿疹(かさかさしてかゆがる)になりやすくなります。かさかさ・ポチポチがない子の方が少ないぐらいです。

保湿を考えるうえで、塗り薬としては、①軟膏基剤のもの(半透明でベタベタしやすいがカバー力は強い)②クリーム基剤のもの(あまりべたつかないが、白く残る)③ローション剤(ほぼ液体なので塗りやすいがカバー力には欠ける)

という3つのカテゴリーがあります。それぞれお子さんのお肌のコンディションを診て、最も合いそうなものを処方します。

で、②と③の中間ぐらいのカバー力がありつつ、塗りやすい泡状スプレー(フォーム剤:ヒルドイドフォーム)が今年の秋から処方できるようになり、最近そちらをみなさまにおすすめしております。

以前より塗り薬は質より量だという持論を展開している僕ですが、それにはなにより「塗りやすい(手間がかからない)」という要素が大切だと考えます。

もしかさかさでお悩みのお子さんがおられたら、試してみるとよいと思われます。もちろんたっぷり塗りましょう。

おとなの我々も、なんやかんやあったか肌着のせいか背中がかゆくなったりしますよね? 僕は年のせいで関節がかたくなり、かゆいところに手が届かないのが悲しいです。

冬場は本当に嫌いですが、仕事帰りのおでんや肉まんがおいしかったり、焼き芋がおいしかったり、そういう楽しみもあるからまあいいか!と思います。

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