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受診をうまく利用するために(問診票)

[2019.01.22]

大人、特に高齢者などとは違い、小児は基礎疾患がないことがほとんどです。大人は、糖尿病や高血圧や何らかの手術歴などがあるので、そもそも「既往歴」というところから問診が始まります。診察する側もそこから病気を紐解くことになります。

小児、特に我々のようなかかりつけ医については風邪・インフルエンザなどの急性疾患がほとんどですよね。なので、咳がひどいとか熱が出たとか、「主訴」をメインにして、診察所見から診断に至るように紐解いてゆきます。

毎回毎回書くのが面倒だと承知しておりますが、短時間になりがちな診察の間に、あの問診票に記載されている事以外にはなかなか情報を引き出すことは難しいのです。

特に周囲の流行状況については非常に重要な手がかりなのですが、パパやママ、兄弟がインフルエンザなのに全く記載されていないケースも見受けられます。

また、たまにチェックがいろいろありすぎて、今一番困っていることがわかりづらいこともあります。

たくさん待たされることになりがちな受診をうまく利用するためには、いかに「大事そうな情報」を問診票に記載していただけるかが、的確な診断と治療のカギになります。

是非ともその事をご理解いただき、ご協力いただけると助かります。「○○が心配です」とはっきり書いていただくのもありです。

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