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平等なもの

[2020.05.26]

ハーバード大学の社会哲学者のマイケル・サンデルさんの著書、「これから「正義」の話をしよう」に書いてあります。

そもそも人間は「平等」か?というと、決してそうではないです。国籍も違えば宗教も違えば家族の収入も思想も違う。平等ではない人間社会のなかで、「正義」とは何か?というのは永遠のテーマであります。ありとあらゆるものは平等ではないですが、過ぎゆく時間とこのコロナストレスについてはみんな平等だと僕は思います。

以前にも言いましたが、困っているときについ「頑張ってる、ストレスを抱えている自分の気持ちをどうしてわかってくれないの?」と自暴的な気持ち・誰かを責めたくなる気持ちになります。でも、自分ではない人が自分の気持ちをわかってくれるなんて、ありえない事実なのです。パパにはママの苦しみはわからない。ママにはパパの苦しみはわからない。こどもたちの苦しみを大人たちはわからない。至極当然。その人が抱える悩み・苦しみ・葛藤は、絶対に他人が分かってくれることはないという事実を踏まえて、自分の気持ちを整理しなければなりません。怒りや憎しみは、負の力しか生みません。その力は社会で生きる上で必要のない力です。そちらにこだわりすぎると良くない。

自分自身を守るのも自分自身の気持ち。今、ストレスがかかっているのは自分だけではない。苦しいときほど、「人に優しく」という正義を持てる心こそ正しい。

簡単だけど難しい。この永遠のテーマこそ、社会の平和と安定に必要な正義だと僕は思っています。

でもまあ、ついイラっとして爆発することだってあります。だってヒトだもの。そんなとき、「ごめんなさい」と謝る勇気があれば、だいたいの物事は解決します(笑)

もともとはすぐ怒る、世界一導火線が短い「チャッカマン」と言われた僕も、年を取ってこんなことを考えるようになりました(笑)。人生反省すべきこと多々ありです。

結局、仲良しが一番。笑顔が一番です。みなさん、いろいろつらいこともありますが、「笑顔」をもって日々頑張ってゆきましょう!

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