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待たせてすみません

[2022.11.27]

時間がない。最近毎日感じます。昨今、当院も2,3時間待ちがデフォです。朝の混雑も何とかしたい、待ち時間も減らしたい、みなさんの気持ちに寄り添いながらゆっくり僕らしい外来がしたい。それが全くかなわないほど今は外来はひどい状況です。今の僕は、みなさんの顔を見る余裕がないほど秒単位での診察・検査をこなさなければなりません。7月の第七波以来、クリニックが平和になった日が全くがありません。毎日受診者制限するなんてコロナ前には考えられなかったことです。「医療逼迫」が起きているのは事実です。やがて本当に「受診難民」が出てくると思います。

いろいろな要因があります。①コロナ禍になり感染対策をした結果、子供たちがここ2,3年風邪を引かなかった空白の時期のツケが今回ってきている ②一応マスクはするが、ほとんどの人はもはや他人が「感染者かもしれない」という危機意識の著しい低下(自由の代償) ③コロナがいまだ特別視され、特殊な感染対策が必要で、検査優先の診療スタイル などなどです。

子どもの体調不良は予期できないものであり、また親御さんも園や学校への諸事情から「待って翌日」という融通が利かないため、病院を受診されます。美容院やケータイの変更みたいに「予約」が当たり前で、予約がなければお店に相手にもされないビジネスは、ある種の公平性がありますが、どうしても小児科診療にはそれは合わないと僕は考えています。今後の発熱外来は、一部予約・一部は待ってもらっても当日診察、枠がなければ翌日という臨機応変な受診枠を作ってゆかなければなりません。少しずつ改善してゆきますので、よろしくお願いいたします。

これからの時期、もっとも大事なのは、やはりいかに予防するか・無駄に風邪を引かないか?です。遊びたい・旅行に行きたい・年末年始ぐらい忘年会・新年会で飲んで騒ぎたい。そんな気持ちもわかりますが、「それは今、本当に必要なのか?」という自意識を常にもって、医療逼迫被害に遭わないように十分気を付けてください。

今はRSVをメインとした感染症で、一部嘔吐・下痢症がいます。寒くなるともっといろんなものが増えてくる。。。正直もうコロナはうんざりです。そして、インフルエンザが流行るのはせめて年明け3学期からのスタートになって欲しいと切に願います。

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