メニュー

感染症注意報です

[2018.12.17]

①胃腸炎がまだ流行衰えません。今シーズンの胃腸炎は国立感染症研究所からは、ノロが多く見られるものの、富山県は原因不明ウイルスの方が多いみたいです。おそらくエンテロウイルス属と思われます。

例年のノロウイルスによる冬場の胃腸炎は、夜から立て続けに嘔吐するケースが圧倒的なのですが、今シーズンは嘔吐は軽いか、ない症例がが多く、発熱も1割程度で、下痢のみ2,3日続き軽快します。

熱もなく、下痢もおむつからはみ出ない程度で1日1,2回ならば登園・登校は可だとお話しています。

②まだ0歳児や、急にゼーゼー症状を呈する患者さんには、RSウイルスが陽性に出ます。

本年8月中旬からずっと続いているRSV感染ですが、まだ完全には消えていません。RSVは感染力が非常につよく、また乳幼児は重症化し入院が必要になることもしばしば。

赤ちゃんを連れて人混み(特に小さい子が集まる場所)へのお出かけは、極力控えましょう

③いよいよ高岡市内でも中学・小学校でインフルエンザAが出始めました。あと数日で冬休みにはいるタイミングでの流行期突入です。なんとか爆発的に患者数が増えないことを願います。

やはり初期症状は、小学生・中学生にあるまじき急な高熱と倦怠感から始まります。いつもの風邪とはちょっと違うなと感じた場合、ぜひ救急などにも受診をお勧めします。新しい治療薬の「ゾフルーザ」がよく効く印象です。

以上、現在流行している風邪の注意報でした。

それと、万が一これらの「感染力の強いウイルス」に罹患した場合には「他の子にうつさない配慮」を持っていただきたいのです。解熱し、症状軽快するまでは他の子供との接触をしないこと。病院を受診する際にも、マスク着用などのエチケットが望まれます。ご協力よろしくお願いいたします。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME