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止まない雨などない

[2019.06.19]

無我夢中だった昨年の今頃とは違い、かかりつけ医としても少しは慣れてきて、何となくみなさんにもこんなヘンテコリンな小児科医がいるんだあということを知っていただけたような気がします。

基本的には振り切れるまで頑張るタイプなので、1年経っての自分のいろいろな限界も見えてきます。でも一年前には何も見えなかったので、進歩したなあと思います。

 去年、頻繁に外来でお会いした患者さん、風邪がずーっと治らなくて僕も頭を悩ませるぐらいにしょっちゅうお会いしていたのに、1年たつと今はほとんど受診されなくなった方が多いです。

別のかかりつけ医さんに行ってらっしゃるのかな?とも感じましたが、たまにお久しぶりにお会いする方に聞いたら「ずっと元気でした」と言ってくれます。

そう、入園したての0歳児、1歳児さんは本当に保育園に行くことだけでも体力を使うために、治ってもすぐ風邪をひいてしまいます。

でも、そんなことが1年経つと、「そういえばこの時期は大変だったなあ」と思い出になる場合が多いのです。

いつになったらこの子は落ち着いてくれるんだろう??と、ひたすら不安なのに、職場復帰したばかりのママさんたちが呼び出しをうけて途中でお迎えに行かなきゃならないのは本当に気の毒です。

でも、いつかは晴れる! やまない雨などないのと同じ。ずっと風邪を引き続ける子供もいない。いつかはそういう試練を乗り越えて、全然病院にはお世話になることもなくなる時期が来ます。

4月からつづいた、新米の保育園症候群のお子さんたちも、ようやく落ち着いてきたように思います(=外来がとってもヒマです(笑))

手がかかった分だけ、こどもってかわいいし愛情も注げる。親としては、子育てには「ふんばりどき」があり、いつしか子供は親から育ってゆき「楽」になります。つらいことばかりじゃないです。

しんどいときには、我々もサポートしますので、ぜひみなさん元気になれるように頑張ってください!

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