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簡素化が望まれるもの

[2018.11.27]

たまーにしか受診しない僕なんかにとっては特に不便とは感じませんが、病院を受診するときには必ず「保険証」「診察券」が必要になります。

こどもの場合は、みなさん大きな母子手帳ケースなどに、保険証・診察券・母子手帳・お薬手帳などたくさんの荷物をいれておられます。

さらに受診した際には「問診票」を書かなければならず、名前だけならまだしも、生年月日、体重、体温、住所・電話番号の記載に加えて「今日はどうされましたか?」が記入必要になります。

定期の予防接種なんかは、同時接種で4枚・5枚も同じ内容で記載しなければならず、まあ書いていただくご家族にとっては面倒極まりないと思います。

ただこれらのものは、基本的には「個人情報」の塊であり、守秘・保管義務があるためデリケートな問題も含んでおります。

クリニックのHP一番下に問診票のPDFがあります。ご自宅のPCでダウンロードしてご記入いただいたうえで受診してくださる方もたまにおいでで当方としても助かります。

あくまで予定ですが、将来的にはスマホやタブレットにも対応し、入力する手間を省き、今の必要事項だけを変更してもってきてもらえるようにしたいです。

クリニック内で紙ベースで動いているものをもっと簡素化しなきゃなあと思っています。窓口支払いのキャッシュレス化(カード化)も課題だと思っております。

ワクチンも母子手帳ベースで動いている現在ですが、すべての記録をマイナンバーと連動させて、Web上で簡単にアクセスして閲覧できたり、いつ打つべきなのかアラートが見えたり。

健診の内容、身長体重の発育の推移なども全部Web上に行政側が保管してくれれば、受診する際にみなさんが持つ荷物が少しは減るのかなあと思います。

来年4月からは、福祉の用紙(通常ピンクの用紙)が廃止されるそうです。それだけは、患者さん側にも病院側にとってもよい知らせだと感じています。

でも、紙媒体は紙媒体の良いところがあり、捨てがたいところもあるのが現実です。やはり母子手帳などは、ペラペラと指でページをめくるのが思い出に浸れて良かったりもします。

そんなこんなをつらつら考えています。20年後ぐらいには、今とは全然違った風景がみられるかもしれませんね。

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