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37℃

[2022.07.05]

またまた皆さんご無沙汰しております。まずは新型コロナウイルスの話から。

コロナ第6波(オミクロン株)は2月と3月をピークに、その後はゆっくりと確実に減少傾向にありましたが、なんとなく最近またじわじわと陽性者が増えてきています。春頃には、「7月にはもうほぼゼロになっているだろう」と予測していましたが、うーむ残念、かなりしつこいウイルスだと思います。さすがに我々医療者もコロナ疲弊しています。もしかして第7波?と思うとげっそり😱です。ただ、小児のコロナ感染の実態は「2日間高熱が出てぐったりして解熱剤が効きにくい風邪」という本質は変わりません。軽くはないが、ひどくもない。批判されるのを覚悟でいうと、いつまでこの病気を特別扱いするのか?、理解に苦しみます。コロナに怯えて「37℃」の体温で早退させたり、兄弟まで登園・登校できなくしてしまう保育園・幼稚園・小学校の非情な対応にも苦言を呈したい。その対応がどれぐらい正しかったのかの検証が必要だと思います。そういう意味で「コロナ」は「コロナ以外」のことで人の神経をすり減らさす特殊な感染症です。僕的には、もうこどもたちはマスク不要、普通に遊べ!というスタンスです。

 ただし、気温30℃を超えた環境でお出かけしたりスポーツすると、「熱中症」が増えます。室内・室外問わずです。なんとなく大丈夫だろうという大人の判断が、本来元気であるこどもたちの健康を害することがあります。こどもたちには「自己責任」は問えません。いかに大人が適切に判断し、無理させないかを責任を持って決める必要があります。

 普段の診療でも、「そんなことしなければ、具合悪くならなかったでしょ」というケースがたくさんあります。今はまだ、こどもたちが平気で具合が悪くなっても困らない世の中ではありません。ならば不要な交流や、不要な運動など、やはり保護者の責任で回避できることがあることを意識しておいてくださいね。

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