全滅(咳のお薬など)
マイコプラズマ感染症やそれの類縁疾患での咳風邪が永遠に落ち着きません。毎日多くの患者さんが受診されます。この辺の病気、検査しても意味がないのと、診察する僕にも余裕がなく、ほぼ詳しいお話しができる状況ではなくてすみません。
咳風邪が流行し出してもう4ヶ月以上。結局子供達全員が一度感染するまで終わらないと思います。2回目、という方も増えています。コロナで経験した感染対策が活かされることなく、皆さん無防備で全滅してゆきます。これで12月や1月になるとインフルエンザが必ずやってきます。一旦なりを潜めたコロナもまた来るかもしれません。皆さん全員で協力して感染対策注意レベルをあげないと、悲惨な状況がずっと続きます。困ったものです。
そしてニュースになっていますが、当院周辺でもいよいよ「咳止め」のお薬が全滅しています。代用できるもので処方しますが、このまま続けば「咳止めだけは薬局の市販薬を買ってください」「診察はしますが、お薬はこども風邪シロップを買って飲んでください」という状況に陥る危険性が出てきました。この状況を回避するには、風邪をひく人が減る以外には方法がありませんが、それもムリな感じがします。困った困った。
こどもは寒暖差で一発でハナタレ、セキになります。首元とおなかは冷やしてはダメです。防寒対策、手洗いうがい、規則正しい生活、規則正しい食生活、ムリして遊ばない、など基本的な対策はすぐできるものはたくさんあります。無防備ではなくやれるものはやる、というスタンスで、冬本番には楽しくクリスマスや年末年始を過ごせるように、工夫してゆきましょう。