ごめんなさいと言える勇気
もう少しすると、サッカーワールドカップが始まります。普段は全くサッカーは観ませんが、また、にわかファンになって日本を応援したいと思います。みなさん、ぜひ盛り上がりましょう。
日本代表に本田圭祐くんも選ばれましたが、彼の普段からの発言は非常にメッセージ性が強く、為になる内容が多く勉強になります。
どんな逆境に立たされてもブレない精神・あきらめないハートの強さは感動に値します。
以前、こどもたちとのサッカー教室みたいなものを放送していました。まったく容赦なくボールを奪い、ゴールする彼。その理由がなかなかクール。
「こどもたちに、みっともない大人だと思われるべきではない。こんなにすごいんだという手本を見せるべきだ」と。
ここには、大人=尊敬すべきもの、ということをサッカーを通して教えようとする彼の真意がみてとれました。
日々テレビなどで報道されている違法タックル問題や、国会中継(加計・森友問題)などをみてると、誰がどうみてもおかしな説明で、必死に嘘に嘘を重ねて、やっていない、自分の責任ではないと言う。
地位も名誉もある大人が、こんなみっともない姿をさらしているようでは、子供たちがどうして大人を尊敬できるでしょうか?
自分の否を認めない大人だらけの世の中に、こどもたちがどうして希望をもてるでしょうか?
こどもには「わるいことをしたらごめんなさいと謝りなさい!」と叱っておきながら、いざ大人になると素直に謝ることを非常に嫌がります。
なかなか、できそうでできない。でも本気でいい子を育てたければ、親がちゃんと手本をみせるべきです。
自分が悪いのであれば、素直にごめんなさいと言える「勇気」が必要だと思います。
当たり前のことが、当たり前にできる。それが尊敬される大人の基本だと思いますし、良好な人間(親子)関係を築く基本だとも思います。
大人がそういう勇気を持てば、こどもたちの未来はもっと明るくなるはずです。