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自然でいること

[2024.04.07]

春ですね。ウララかないいお天気の週末だったので、お花見にお出かけされましたか?

日本では4月は新入生・新学期で、いわゆる「節目」です。季節的にもそういう気分になります。今までの自分からまた新しい自分に変われるチャンスの時期でもあります。要するに自分を見つめ直すいい機会です。

ギリシャ哲学の三大派閥と言われるものに、①禁欲主義(ストア派=ストイックの語源)②快楽主義 ③懐疑主義というものがあります。2000年以上前の人たちも、今とは全く社会環境が違いますが、「生きるとは何か、幸せとは何か?」ということを真剣に考えてきた歴史があります。①の禁欲主義とは、理性によって「欲望」や「感情」をコントロールし、いかなる情念にも支配されない自分を作ることを目指します。うーむ、かなり辛いですよね。②の快楽主義とは、ちょっと字面のニュアンスとは違って、「苦痛、不安、恐怖などがない状態こそ快楽(心地よくて楽しい)であり、煩わしい世界と一線を引き、心の平穏を目指します。「隠れて生きる」(いろんな情報や感情に邪魔されない生き方)と評されますが、これもまた現代社会だとなかなか難しい。だってスマホ必須、you tubeやX(旧ツイッター)やTiktokやインスタとかSNSで楽しみたい。③懐疑派とは、「心の平穏のために、答えの出ない事をあれこれ考えない」ということを目指します。「なぜ生きる?なぜうまくいかない?なぜイラつく?なんでうちの子ばかり風邪をひいて熱を出す?」 そんな「考えても答えが出ないこと」について、理論理屈で考えずに甘受し、自然のまま生きることが重要と説いています。

 自然でいること、振り回されないこと、ありのままの自分でいること、自分の感情に素直であること、自分を好きでいること。そんな人はみんなから好かれます。もちろんただワガママなだけではダメで、一定の道徳・倫理を遵守した上での話です。皆さんは、どんな自分になれたらいいなって思いますか? 子育て中は、とかく時間に追われ、目の前の出来事に振り回されてしまい、長期的展望などを考える余裕はないと思います。ならば難しいことは考えず、自然のまま、飾らない自分で良いと思います。そして、たまには自分を褒めてあげ、自分にご褒美をあげてくださいね。あとは常に「笑顔」でいること。笑顔は最高のコミュニケーションであり、自分に幸せを呼び込む最大の武器と言われます。こどもたちに、「可愛いお顔って、どんなお顔?」ってやらせてみてください。きっとあなたを笑顔にしてくれますから。

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