3回目の手足口病とマイコプラズマ感染症だらけの学校
9月から止むことのないこどもたちの感染症。最近は「今年3回目の手足口病です」という方が徐々に増えて来ています。今年7月、9月となった熱も出ないですし、発疹もそれほどひどくないので、口の中の痛みで食欲低下がなければ登園・登校は可能なのは周知されてきたと思います。ご家族も対応に経験済みなので、幼保や学校の先生方も無理に受診を勧めないでも良いと思います。熱のある子、痛みで食べられない子は痛み止めをもらいに受診して下さい。
もう一つは、ずっと流行っているマイコプラズマ感染症です。インフルエンザやコロナとは違い、迅速検査がポンコツなのでキットで診断をつけるよりも、治療優先で現在も診療を続けています。たまにPCRを実施していますが、全学校で流行しています。知らされいないだけで、現在小学生・中学生の咳はほぼ全員マイコプラズマ感染症と考えて良い状況です。咳はしつこいですが元気はあるので、夜の咳がひどい時はお薬をもらいに来てください。さらに全国的に「咳止めの錠剤」が枯渇しており処方できない時が多いので、一部粉薬になる場合がありますがご理解のほどよろしくお願いいたします。
上記2つの感染症と入れ替わるようにして、今後はお腹の風邪(胃腸炎)や溶連菌感染症が増えてくると思います。そのあとはインフルエンザの本格的流行は年末から来年にかけてと予想されています。今現在風邪気味のお子さんが多いと思いますが、多少風邪気味でも熱がなければ今のタイミングでインフルエンザの予防接種をぜひ受けておいてください(当院の予約枠が少ないので申し訳ございませんが)
なかなか落ち着かない日々ですが、元気さや食欲が普通ならば、お薬飲みながらも普通に生活をしましょう。