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「刺激」と「癒し」

[2018.06.01]

生活が平和なとき、安定しているときには人は「刺激」が欲しくなる。生活が荒れているとき、不安定なときは人は「癒し」を求める。

日常生活において、圧倒的に「刺激」より「癒し」が必要な場面が多いと僕は思います。ちなみに僕は癒し系ではなく、刺激系の人間です(笑)

 

医療の現場においても、同じことが言えます。「ドキドキ」するより「ホッと」したい。

短い診療時間のなかで、病状・治療をきっちりと説明するのは難しいことなのですが、

「何が起こっているのか?」と「どういう治療が必要なのか」を、患者さんが迷子にならないように納得ゆく説明ができるのが、よい医療現場だと考えます。

 

すべての診断や治療がコンピューターでミスなく正確にできるように、そんなに遠くない未来に医療現場にAI(人工知能)がどんどん導入されてゆくと思います。

では人である医者は何をすべきか? それは、目と目をあわせ、表情をくみ取り、わかりやすい言葉で「安心=癒し」を提供すること。

それは絶対にコンピューターにはできないことだと信じています。

子育てや介護もそうですが、人にしかできないことがあるから、生きている意義があるんだと思います。

自分にもまだやれることがある。それが誰かの幸せになれば、、、なんて想像をしながら平和に生活できるのが理想ですね。

こどもたちが大きくなったときに、夢と希望に満ち溢れた世の中であるために、まだまだ大人がやらなければならないことがたくさんあると思います。

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