そろそろコロナの話題を。変異株になってから子供にも感染しやすくなったという事実は間違いなさそうです。ただし重症化についてはまだ心配するレベルではありません。もちろん論文レベルでの話なので、個人的経験は一切ありません。障害者施設や保育園、学校でのクラスター発生もニュースに頻繁に載るようになりました。外国や都会の情報を対岸の火事のように見ていたコロナ感染でしたが、高岡で生活をしていても、もういつ自分の身に危険が及んでもおかしくない状況になってきました。そう、もう「あなたの番」が近づいてきています。ワクチン接種のスピードより、感染拡大のスピードが明らかに早い。身近な人がコロナに感染した、なんてことが決して稀ではなくなる日も近いと思います。若い世代の大人にワクチンが回るのはおそらく秋以後、子供にいたっては１２歳未満はそもそも適応がありません。ここでみなさんに今一度間違えないで欲しいポイントを改めてお話ししたい。それは「コロナにかかることは、悪ではない」です。「罹った場合に、社会的対応を間違える」ことが悪です。「モラルがない人間」が害悪です。ここが重要。もし自分がコロナの可能性があり、他人に感染させるリスクがある場合には、絶対に職場に行ってはいけない。そしてやはりある程度正直に情報開示をするのが必要と考えます。バレなければ、黙っておけばという、モラルの低い利己的な人たちが感染をばらまきます。前回ブログのリカバリータイムにも書きましたが、コロナも「誰かに感染させてしまう危険性」を個々が常に意識すれば、被害を最小限に防げるわけです。自分は大丈夫だからと、軽率な行動が感染対策の急所になります。家族内感染で若者から祖父母が感染し重症化するケースも増えつつあります。とにかく、１年前とは違い、遠い国の話ではなく、いよいよ自分たちの近くまで迫っていることを意識した日々の行動が、高岡でも今後重要です。逆に神経質になりがちにもなりますが、マスクをしないでの会話や食事などの飛沫感染を特に重点的に気を付けていれば、マスクをしっかりつけていれば基本は大丈夫であることも再度認識をお願いします。愚痴りたい気持ちもよくわかりますが、自粛疲れは決してあなただけではありません。誰だって楽しく生活したいんですが、まだ自粛が優先です。楽しみを優先するのはモラルの低い行動だと戒めましょう。去年１年間のリハーサルが終わり、いよいよ今年が自分たちの本番だと考えて、節度ある生活をよろしくお願いします。そして、みなさん一人ひとりの努力が実を結び、社会がコロナに完全勝利したときには、パーっとお祝いしましょう！！　本当のコロナ対策は、国が決めるでも、病院が決めるでもなく、自分自身の努力でしか達成しえないものなのですから。

　それとは別ですが、ここ２週間ほどのRSウイルスの流行とともにクリニックもやや混雑している時間帯が増えています。院内に入られる際には、２歳以上のお子さんに関してはマスクの着用を是非ご協力よろしくお願いいたします。