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ことば(超雑談)

[2024.01.16]

人間が、ゾウほど力強くない、ライオンのようなキバもなく、ヘビのような毒も持たないのに、地球の生物界の頂点に立てた理由は「こどば」を持ったからと言われています。どれだけ知能が高くとも、それを伝えるすべがないと役に立ちません。「ことば」を使うことで、仲間との意思疎通ができ、協力し合うことができます。人と人の繋がりは、やがて小さな集落→町→国という「社会」を築き上げました。今私たちはその社会に生きています。正しく使えば、進歩し発展する「ことばの力」に感心します。こどばがなければ、力(暴力)が支配する野生のサルの群(むれ)となんら変わりません。力がないものは群から外され、下手すれば殺される。こういう負の側面を人は「ことば」というものを使えるので避けてくることができました。一方で、ことばを持ったからこそ、ことばで傷つき・悩み・苦しむという因果を持ってしまったのも人間です。ことばがなければ、文字がなければ苦しまないことがたくさんあります。さらには、語る側と受け止め側で、完全に気持ちが一致すれば良いですが、ともすると言葉は凶器にもなります。ならば、自分を守るためにも世の中に蔓延(はびこ)る不快なことばを「避ける」ことも重要だと思います。いやだなと思うことばや人を、避ける、逃げる、それが今の社会を生きる重要なスキルだと思います。僕も喋る仕事なので気をつけなきゃなあと日々思います。

 ことばは本来、癒されたり元気をもらえたりするものです。誰かの一言で気持ちが楽になったり、ご機嫌になれたり。大好きな曲の歌詞に勇気をもらえることもたくさんあると思います。口からでる「ことば」というものが、誰かを慈しみ、救えるように心がけたいなと。皆さんも、「こどば」というものについてどう捉えたら良いか、今一度考えてみてはいかがでしょうか? と、ここまで書いておいて、僕は文系脳ではなく超理系脳なので、ことばより数字・数式の方が好きだったりします。ちゃんちゃん(笑) では皆さん、お元気で!

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