大変な時に励ますのは良くないと思いますが、昨日の大震災は誰もが心縮む想いをしたと思います。一時的に批難した方、被災しておうちに帰れなくなった方もおられるかもしれません。みなさんが怪我などなく無事であることひたすら願っております。我が家も犬3匹とともに高台に逃げましたが、夜には帰宅しました。多少壊れたものもありますが、断水がキツいとはいえ、電気で暖をとれるのでありがたいです。クリニックはほぼ無傷でした。4日からの診療は可能だと考えています。

31日は夕方まで、今日もちょっと様子をみにいきましたが、急患センターはインフルエンザ・コロナ・その他多くの感染症で超繁忙期でした。もともと体調不良なのにさらに天災で追い打ちをくらった方は気の毒でなりません。

こういうトラブルの時に、「パニックにならない」「焦らない」という気持ちを持つのが重要です。「怖い」が真っ先だったと思いますが、守らなければならないこどもたちをしっかり守って行動された方々は立派です。そして、冷静でいても「あれ、どこに入れたっけ？」みたいな忘れ物を多々して、自分が本当には冷静ではなかったことも後から気づきます。そう、頑張って気力を振り絞っても所詮人間などか弱き生き物です。そして、困ったとき、助けが欲しいときは、必ずみんながみんなを助け合うというのが日本人の美学であり素晴らしいところです。もしちょっとでも困っていることがあったり、つらいことがあったりしたら、迷わず誰かに連絡しましょう。今はスマホさえあればなんとでも連絡がとれます。そして大きな力が必要なときには、消防や警察や救急などが必ず助けてくれます。大被害を受けている石川県にはDMAT（災害救助医療チーム）や各種救護が現地で頑張っておられます。みんな助け合いの気持ちをもってがんばって、このつらい気持ちをゆっくりあせらず乗り越えてゆきましょう。大丈夫、必ず何とかなります。そう信じましょう！