一つ言いたいことがあります。子育て世代のパパやママにとって、コロナでの突発的な休園や学級閉鎖は本当に困ると思います。日々そういう事が起こらないことを願いながらの生活をされているみなさん、本当によく頑張っておられます。また残念ながらそういう突発的なことが起こり、職場を休まなきゃならなくなったり、誰かに何かを頼まなきゃならなくなったり面倒なことになっておられる方々も、ご苦労さまです。当事者になると「ひえー。困った（汗）」と急に他人事ではなくなります。自分が当事者になるリスクが大きいこの御時世こそ、苦しくなった人に譲り合いの精神を持たなければなりません。

また、僕らのような医療従事者であれば、個人防御装備（PPE）で診察したり検査したりして対応はできますが、学校の先生や保育園の先生達は多数のこどもたちと日々長時間をマスク1枚で過ごすわけですから、感染のリスクも普通の大人より高まります。必至で感染対策されている学校・保育園でも、先生達はほぼ無防備な状況でがんばっておられるわけです。だからどうしても先生達が感染してしまいやすい。それは絶対に先生たちは悪くありません。だから頑張っている先生達を、絶対に責めないであげてください。

そして、発生届として毎日厚生センターに僕も電話しています。びっくりするほど丁寧な対応をしてくれます。よく保健所も手が回らないと報道されていますが、まさに今そういう状況でも、センター側は必死で頑張っておられます。苦しい状況であっても、しっかり我々への保健業務をこなしておられて立派だと思います。

世の中のすべての人が、一日でも早くコロナが終わって欲しいと願って努力しています。みんな本当によく頑張っていると思います。世を責めたり、人を責めたりせず、個人個人ができうる優しさを持ち寄り、みんなが過ごしやすい世の中に戻ることを願いつつ、春が来るのを待ちましょう！