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冬休みに入るまで(みんな頑張れ!)

[2019.12.16]

前回のブログ同様なんですが、インフルエンザA型が本当に多くなりました。ほとんどは小・中学生です。

明らかに例年より1ヶ月早いです。通例では、冬休みに入る直前からポツポツと出だし、冬休み明けの1月初旬から本格流行なのですが、今年はもう完全な流行期に入ったと言い切っていいです。感染はほぼ「学校で」なので、冬休みに入ってしまうと一旦は落ち着くと推測されます。あと数日、どうにか難を逃れられるように頑張って下さい。

小学生以上は滅多に発熱しません。インフルエンザ流行期の今、どのタイミングで受診すべきか?が毎年議論になります。これは、鼻をグリグリして(スワブによる鼻咽頭ぬぐい)、迅速診断キットを使用して確定診断しますので、発症すぐでは難しい。では発症って何?となると、とにかく「発熱」を指します。熱に気づいてから、5-6時間経っても陽性に出ないことも多く、丸々1日経過すると確実に検出できます。ですから、あまりにも早すぎる受診は、日中の病院も、夜間の急患センターも避けた方がよいです。非常にだるそうにしている我が子を何もせずに診ているのはつらいという親心も理解できますが、発熱して早退してすぐ受診は、我々にとっては検査するかどうかに迷うなかなか厳しい状況ということもご理解ください。

夕方から発熱、一晩様子みて翌日午前中に受診。こういう場合は素直に検査にも反応してくれます。

 とはいえ、とにかく重要なのは「周囲の流行状況」です。非常に元気で微熱(熱がない場合もあり)でも、学級閉鎖クラスのお子さんだと結果は陽性に出ます。もちろん、父母がインフルエンザとか兄弟がインフルエンザとかは、もはや検査も不要だと考えています。

 受診タイミングが難しいのですが、早すぎず遅すぎずをお勧めします。(1回は手持ちの解熱剤使用で様子をみてみて、良くならなければ、ぐらいの時間経過がお勧めです)

そして家族に一人インフルエンザが出た場合、とにかく全員マスクして二次感染を防ぐこと。帰宅後の手洗いうがいの励行をお願いします。とにかくまずは冬休みに入るまで、みなさん頑張って下さい!

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