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小児救急のいまどき事情(♯8000)

[2018.08.19]

富山県は、四つの医療圏に分かれています。東側から①新川医療圏 ②富山医療圏 ③高岡医療圏 ④砺波医療圏です

それぞれの医療圏に「急患医療センター」があり、休日や夜間の診察を行っております。

高岡医療圏では朝9時から夜23時まで対応しております。

それ以外の夜中になると、二次救急病院(厚生連高岡病院・高岡市民病院・済生会高岡病院)のどこかが対応してくれます。

 

基本的に救急外来となると、翌日もしくは休み明けまでの一時しのぎな対応になります。限られた人材や検査で完璧な対応は困難です。

それでも車で30分程度で受診できる施設がありますので、安心して子育てができる富山県だと思います。

開業医になった自分も、この8月からときどきですが担当させていただくことになりました。

 

もうひとつ、みなさん多分ご存じだと思いますが、♯8000という電話相談が富山県でも実施されています。

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ここに電話すると大概「心配ならば救急に受診しましょう」と言われるので、二次救急病院で勤務していたときはイラっとすることもありましたが、

やはり急患センターや病院へ直接かける勇気がない場合は、無料で相談に乗ってくれまるこういうサービスがあるということも知っておくとよいと思います。

きっと、今後もっと対応のクオリティーもあがってゆくと思われます。

 

できれば平日日中で、クリニックや病院が正規にあいている時間のほうが診察・検査・必要ならば紹介入院など体制が整っておりますので安全です。

時と場合で、救急へ受診してもよいですし、翌日朝まで待ってもよいと思います。

 

このような救急システムになり、内科・小児科・外科に関しては当番医制がなくなり、開業医の負担も減っていることに、尽力された先人に感謝申し上げます。

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