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本当にやりたいこと(再び超雑談)

[2024.02.08]

「こどもたちの健康を支え、明るい未来を」。HPの一番上にこのメッセージを書いてあります。僕が最も伝えたいことがこの言葉に集約しています。明るい未来って? 健康を支えるって?。漠然とした言葉の中に秘めた「皆さんなら人生をどう生きるか?」という問いがあります。

 初めて「親」になった時の純粋な気持ちは決して忘れていないと思います。どこまでも深く広い親の愛。無条件に可愛い我が子。輝かしい未来を誰もが想像します。しかし、子育てってものはいろんなところに障壁があり、全然理想通りにいかない。「ままならない」とはまさに子育てのことを表している。最高の親でいようと思ったあの時が嘘のような自分がいる。イライラする時もある。不安でいっぱいな時もある。どこか理想と現実のジレンマに陥りやすい。でもそれは、愛情があるからイライラや不安になるのです。うまく行って欲しいから、イライラするんです。どうでもいい相手に、イラつくことってないんです。大好きで可愛いから、不安や不満が募るんです。旦那さんや奥さんにイラつくのも、やはり愛情があるからなのです(笑)。そしてそんな親の複雑な気持ちに支えられながら、親に多大なる影響を受けながらこどもは育ちます。

 やがて時がたち、いつの日かこどもたちは親から離れてゆきます。その時までに、健康であること、明るい未来が見えるようにしてあげるのが、親(大人)としての最大の役目です。そして、その日を無事に迎えられるように親子を支えてゆくことが、小児科医の真の役目だと思っています。子育て、こどもの健康に悩んだら、ぜひ小児科医に気軽に相談してみてください。これが僕が本当にやりたい仕事です。それこそなかなかうまくできませんが、僕が僕である限りがんばりますんで! 明るい。これに尽きると思います。

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