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比較幸福論

[2018.12.27]

世の中には面白い発想があって、比較人類学とか比較宗教学とか、〇〇と〇〇を比べてあーだこーだと学問する分野があります。比べることで優劣を見出し、そこに幸せとは何かの答えを求めてゆく。

一方、人類とその他の動物を比較して人類の特性を抽出して考える学問もあります。

僕は、「比較心電学」という循環器の学会に連れて行かれたときに、馬や牛とヒト比較してとか、ブタの心拍数や不整脈がと熱く語っている人たちをみて、

「なるほど、ヒトのことだけを一面的に考えるのではなく、それ以外の生物からヒントを得て、ヒトを多面的にみて考えると面白いんだ」と感銘しました。

ちなみに、生き物が一生に打つ心拍は約20数億回で寿命が終わると言われています。哺乳類で一番心拍数が早いのはヨーロッパヒメトガリネズミで心拍数1200/分。哺乳類は身体が大きくなるにつれて平均心拍数は減ります。

で、寿命も長くなる。じゃあ、からだが一番大きいクジラが一番心拍数が少なくて寿命が長いのかというと、そうではないっていうのもまた面白かったりします。

 

動物には、保育園や小学校もないし、会社もないし、病院もない。病気になったとしても、何もできない。

でも我々人間には、人生を幸福にするための「社会」というものがあり、お互いに支え合って生きている。それはとっても素敵なことだなあと感じます。

生きていて、「いやあ、イノシシに生まれれば良かった」とか「昆虫に生まれれば良かった」って考える人はまずいないと思います。空を飛べるので「鳥」がよかったと思う人は若干名いるかもしれませんが。

とにかく、人に生まれたこと、人として普通に人生があることだけでも、それだけでも幸せを感じられたりするのではないでしょうか?

もちろん苦しいことだってありますが、それでも比較すると人間であることだけでも幸せだなあと思ったりします。

幸せでありたい。それは生きとし生けるものすべての共通概念。目の前に大変なことがあっても、だって人間だもの、と見方を変えるだけでも少し心が軽くなったりするかもしれません。

幸せだと感じる時間を長く保つためには、そんな考え方があるのを覚えておくのも良いかと思います。かなり、無理やりですが(笑)。

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