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第122回日本小児科学会学術集会

[2019.04.20]

みなさんこんばんわ

本日は休診して、第122回日本小児科学会学術集会に金沢まで参加させていただきました。本当は昨日より開催されております。特に発表などをするわけではないのですが、勉強するよい機会なのでお休みをいただきました。

現状「専門医」というルールが決められており、小児科専門医をキープするために「必須」の単位を我々小児科医は取得しなければなりません。なので、学会参加も重要な仕事になるわけです。

しかしこの専門医制度、我々医師の日常の仕事の上では、大学院卒いわゆる「博士号=医学博士」と同じぐらい、社会的なメリットがありません(笑)

医学部を6年かけて卒業すると医師国家試験を受験する資格が与えられます。合格率が90%を超えるため、その合格率が弁護士試験などと比較されると簡単そうにも見えますが、今の時代、試験は3日間にわたって受験が必要。

やはり尋常ではない努力を礎にして資格を得ます。さらに大学院は4年間もかかるため、現役合格で医学部に入り、留年せず大学を卒業、国家試験に合格し、大学院にも合格し卒業するまで、ストレートでいっても28歳までかかります。

大学入学から10年間、授業料を払い続けるという「経済的負担」もかなり重いと思います。

そして、今は医師になっても初期研修・後期研修が最低5年必要。専門医を取るとなるとさらに数年のキャリアが必要になります。そして試験を受けてようやく専門医になれる。

しかし、不思議なことにこの「専門医」、日本の今の医療現場においては全く何の付加価値もありません。欧米では、専門医が診察すると診察料も違いますし、もちろん専門医を持っていることで給与も違う。ちゃんと努力して得た資格には付加価値がある。なのに、日本ではただただ「自己満足」のため、いや、それでは淋しいので、自分の気持ちのなかでやはりかかわる患者さんのためにある種のプライドをかけて資格を維持しております(笑)

診察を受ける際に、この先生が何の「専門医」であるかどうかはみなさん全く関心がないところだと思います。でも我々の小さなプライドとして、こっそりHPなどの自己紹介のところに「〇〇学会所属」「〇〇専門医」など表示してあったりします。僕は必要最低限の、「小児科専門医」と「小児循環器専門医」しかもっていませんが。

実はそういうところをチェックすると、お子さんの病気にふさわしい細かな専門医が見つかったりもします。開業医もそうですし、総合病院の勤務医もみな多かれ少なかれ専門をもって仕事をしております。

ぜひ一度、そういう目線で我々を調べてみてもらうのも面白いかと思います。

ただ一つ言えることは、以前にもブログに書きましたが小児科医はそもそも「こどもの総合診療医(=なんでも対応できる)」な医者として経験を積んでおります。ぜひその点はご安心を。

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