スマホの活用
急な発疹などが出た場合に、ご家族がスマホで写真をとってきてくれて見せてもらえることが多くなりました。
蕁麻疹などは来院されたときには発疹は消えていることもあり、その時の状況が一目瞭然でわかる写真データは僕らにはとってもありがたいです。
医者になったころは、患者さんの写真などは「ポラロイドカメラ」で撮ってたりしましたから、時代の進歩は目を見張るものがあります。
今のスマホの画像、本当に解像度もよく綺麗に撮れますよね!
ちなみに僕が医者になったころ病院からの連絡は「ポケベル」で、急に呼び出されたときは必死に「公衆電話」を探し「テレカ」でかけてました(笑)
病気が何なのか?を推測するうえで、どのようなきっかけで、どのような症状が、どれくらい続いている、という情報が大切です。
診察する前にご家族に「問診票」を記入していただき、それをもとにお話しを聞くわけですが、状況がわかりやすいものがあるととっても助かります。
こんなものを動画や画像でとってきてもらえたらなあと思うのが、「咳がひどかった」みたいなものです。診察中にはリアルにはみれないものなので。
なかなか我が子が調子が悪い時に、写真や動画を撮るのははばかられるかもしれませんが、とっても大きな診療の一助になります。
特に咳については、喘鳴のあるなし、呼吸状態(肩呼吸・陥没呼吸・多呼吸など)のチェック、どれぐらい長く咳き込むのかもよくわかります。
おのおの推測される病気や、治療方法が異なることもありますので、「ひどかった状況」を撮ってみせていただくことが日常化しないかなあと思っています。
「百聞は一見に如かず」のことわざ通り、やはり画像データの強みは計り知れぬものがあります。間違いなく診療の質が上がります。
親御さんたちも、肌身離さず持っているであろうスマホをうまーく利用する、一つの方法だと思っています。