よくある質問に、「お風呂に入ってもいいですか？」があります。

これには、①入浴することのメリット　と　②入浴することのデメリット　を鑑みる必要があります。

まず声を大にして言いたいのは、発熱初期に入浴することはかなり「無謀」なことだと考えてください。

発熱はただでさえ体力を消耗している状態です。入浴ダイエットというものが巷で言われるくらいに、入浴そのものがかなりカロリー・エネルギーを消費します。

心拍数も上昇しますし、血圧もあがるためお年寄りも入浴中のトラブル（突然死）が多い事から考えても、相当なレベルで「体力を消耗」してしまうと考えた方がよいです。

せっかく治りがけの体調が、それで悪化する危険性もあります。

一方、入浴することでお肌を清潔にすること自体で免疫力があがりますし、リラックス効果・リセット効果も期待できます。良いこともたくさんあります。

発熱初期で状況が不安定ならば、体力の温存を考えて入らない。汗をたくさんかいたら、肌着はこまめに着替えさせる、清拭することも考える。

ある程度落ち着いてきたら（解熱後24時間経過してからが望ましい）ややぬるめの浴槽に短時間だけ入る。

とにかく体力を消耗しないように、清潔を保ち回復力が上がるようなお風呂にする。それが一番よいと思われます。ご参考になれば幸いです。