かかりつけ医ならではのものもあります
[2019.02.01]
普段から問診票に○○保育園、○○幼稚園、○○小学校など、通っているところを書いてもらっています。
そもそも「かかりつけ医」とは、その地域に根ざした医療を心がけることが重要で、さらにはやはりどこの集団に属しておられるか?という情報は僕らには大切なのです。
インフルエンザばかりが気になるこの時期ですが、ある保育園ではやたらに「溶連菌」が猛威を振るっているなどの情報は、患者さんを保育園別にわけると見えてくる情報もあります。
大きな病院で勤務していたときには感じられなかった、流行初期の状況や、かかりつけ医ならではの「勘」というものが存在すると思います。
問診や身体所見などにはあらわれないこういう「勘」も、みなさまの診療のお役に立てる大切な要素だと思います。
やはり初見で診察するよりも、何度も診察させていただくお子さんの方が、「今日はここが気になる」というチェックポイントも見やすいです。
これぞかかりつけ医になれた面白み、醍醐味であると、勝手に幸せを感じております。
もちろん初めての方も、かかりつけの方も、五感を研ぎ澄ませながら丁寧に診察させていただき、みなさまがいち早く健康でいられるように全力で頑張っております。
2019年もあっという間に1ヶ月経過。早く春がこないかなあと心待ちしてます。