ありがたいと思うこと
いよいよ本当にゴールデンウィーク突入です。予定がありワクワクしている人もいれば、予定はないけれど長期の休みでワクワクしている方もおられるでしょうね。
何より子供たちも、夏休みなどとは違い家族みんなが揃って休みなので、たくさん遊んでもらえる良い機会だと思います。きっと観光地はどこへ行っても満員なので、近所の公園ぐらいがちょうどいいかも。
さて、前回ブログで書いた通り、僕らにとっては恐怖の連休に入りました。子育て家族のみなさんも、この長期連休を意識してか、今週はたくさんの患者さんが「早めに」受診といって来られました。
クリニックにとって今週の受診者数は受け入れられる限界に近く、僕も診察よりも電子カルテ入力に追われてしまい、ちゃんとみなさんに説明したりおしゃべりしたりすることができず申し訳ありませんでした。
開業医になって個人的に一番うれしいことは何か?と聞かれたら、まず一番に「毎日自宅で寝れること!」と絶対に答えます(笑)
は?と思うかもしれませんが、25年間勤務医をやっていて一番精神的にも体力的にも辛かったのは「当直」でした。
日中ならば仲間がいます。しかし夜は一人ぼっち。いつ、どんな患者さんが来るのか、うまく対処できるか?と不安な気持ちで過ごす夜は、たとえ暇だったとしても眠れるものではありません。
厚生連高岡にいたときには「高岡医療圏の夜中のすべてを守っているのは自分一人」という意識でやっていましたし、大学にいるときは「富山県下のすべての小児の緊急を一人の小児科医が守っている」という意識でした。
当直はだいたい週1-2回ありました。ひどいときは3日に1回ペースだったこともあります。24時間勤務はただただつらい。そこから解放された今の自分はありがたき幸せです。
今までもこれからも、救急病院の先生方がそのようなプレッシャーと戦いながら日々子供たちの病気と闘ってくれているからこそ、われわれ開業医が楽して医療をできるのです。
そのことにとてもありがたいと感謝しています。入院できる病院があるからこそ、小児医療・小児救急医療が成り立っているのだということを、患者さん側にも認知してもらう必要があると思っています。
という理由があり、毎晩自分のベッドで眠れることをありがたいと思います。とくに「明日は休みだ☆」と解放感に浸りながらお布団に入る幸せ。支えられての幸せを感謝します。