ルールを決めるときには
[2020.01.28]
えー、ギックリ腰はほぼ完治しました。ご心配いただいた方々に感謝します。みなさまのあたたかさがとても嬉しかったです。さらに、ヨボヨボな僕をサポートしてくれたスタッフにも感謝してます。
さて、突然ですが、何事も否定だけしてルールを作っておしまいにしてはいけないというお話を。
こどもたちがゲームばかりするので「ゲーム脳」になるから良くない!制限すべきだ!という意見を良く耳にします。一日にゲームする時間を制限する条例を作った市町村まであるぐらいです。きっと「こどもたちに健全に育って欲しい」という大人の誠意からだとは思いますが、いささかやり過ぎな気がします。
こどもはダメ、でも大人ならば良いというものがこの世には少なからずあります。お酒、たばこ、ギャンブルなど。カラダに良くない・教育的に良くないものから、こどもたちを守るのは大人の重要な役目です。でも、ダメなものは何故ダメか?という理屈も、同時に教えてゆく必要があります。ただただ「そういうルールだから」というやり方ではダメですし、ルールを作ったからルールを守ればそれでうまくいくという短絡思想もこれまた無責任です。こどもたちが、なるほどと「納得」できるルールを教えてこそ、良いルール・効果のあるルールだと思います。大人自ら「節度」ということを教えられたら、スマホでゲームやSNSを一晩中という子が問題視されることは減ると思います。こどもたちだって、好きで小・中学校に行っているわけではありません。大人にはない「義務教育」という縛りに縛られているのです。自宅に帰ったら息抜きしたくなる気持ちも、なんとなくわかってあげるのも「親」の役割かなと。そういう意味でも、大人にも義務教育をと僕は思っています。
半世紀生きてきて、より良い老後のための「義務教育」があれば、それを受けるのも悪くないと思っちゃいます(笑)