よくもわるくも
批判ばかりされていますが、①政府(安倍首相)が医療側の意見を聞き入れたこと、②感染拡大防止の一手として「こどもを優先的に守るための全国一斉学級閉鎖」を指示したことは「英断」だと思います。方法論的の真偽は別として。だって重症なのは大人(高齢者)に多いのですから。
「法に頼らない道徳心」が日本人の誇りでしたが、今回の新型コロナはこの道徳心だけではどうにもならないと思い立ち、「政治判断」で「国民救命」しようとしているこの点においては政治家が政治のプロとしての対応が出来ているため「評価に値する」と思いました。行動する「勇気」が安倍さんにはあったと思います。
一方、本当にこの2週間止めなければならないのは、不要不急な「観光」や「旅行」や「出張」。それに付随した飛行機や電車・バスなどの交通網です。国内も国外も。大人の行き来をとめなければ感染拡大は防げません。しかし「経済」という観点からそこはどうしても止められないのが政府の事情。今回のコロナ騒ぎの裏側で、大人の事情が見え隠れします。だから胡散臭くなる。
全国一斉学校閉鎖がどれぐらい感染拡大のスピードを抑制するか?、これは一種の社会実験でもあり、今後の感染症対策の貴重なデータになると思います。前代未聞の事をやるわけですから、是非とも「著効」という結論が望ましい。どうなるかは全く読めませんが、年末年始で学校が冬休みに入るだけでもインフルエンザが激減することを考えると、一定の効果が期待できると信じます。
誰もが不安ななか、懸命に仕事を続けている人たちもいます。しかし弱者を尻目にお金儲けをする不謹慎極まりない人もいて、本気で腹が立ちます。こんなときこそ「協力」しようという前向きな気持ちが、いい結果につながることをみんなで立証しましょう!