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新しい常識

[2020.05.03]

ゴールデンウイーク終盤になりましたが、いろんなところから店の明かりが消えた現在はみなさんきっと自粛を守っておられると思います。

いいお天気でした。釣りにも行きたい。BBQでみんなと盛り上がりたい、そんな気持ちを抑えて自粛している人たちが今は「勝ち組」です。油断禁物です。

なんやかんやずっと言われていますが、今回の新型コロナウイルス対策、感染症対策としては決して日本は間違ったことをしていません。たしかに、希望者全例に検査ができるシステムづくりや、治療薬(僕個人的にはアビガン推しですが)も「なんで?」と感じる部分は多々ありますが。しかし、医療と健康という面からは、感染症は人と人の接触を避けることが非常に大事です。従来、前日まで熱があっても朝熱が下がっていたから登園・登校させるという方もおられたと思います。でもこれは「他人に移すリスク」を全く考えていません。自分さえ良ければという部分が垣間見える行為です。もちろん、病気の種類によっては周知徹底され、許可書がないとダメなもの、インフルエンザのように治癒報告書が必要なものまでありますが、これが徹底されていない時もあります。今回のコロナ騒ぎから、体調不良時になったときにはいかに行動すべきか?という新しい常識を学ぶことが、今後とっても重要だと思います。

 一方、感染対策原理主義になると「経済」が破綻します。病気で命を落としたりダメージをくらうことを避けると、違う観点で命を落としたりダメージを被ります。この「感染対策」か「経済」かというバランスで、今、国は必死にもがいています。医療の専門家に耳を傾けながらも、経済が不可逆的沈没にならないギリギリの線への決断をしなければなりません。

 誰も悪くない、政治家も悪くない。油断していたところにたまたまコロナが入り込んだだけで、病院や施設も悪意はないのです。我々にできるのは、とにかくみんなで「協力」すること。自分だけは大丈夫と過信せず、周囲から理解不能な行為をせず、とにかくじっと来るべき日を待つしかありません。「生きてこそ」の人生です。病気にも社会にも負けないために、今すべきことは単純です。たしかにつらいしヒマ(笑)ですが、くれぐれも「まだ大丈夫じゃない?」「もういいでしょ?」という油断をしないでくださいね。みんなで頑張りましょう。とりあえず、10万円手に入ったら何をしよう??という楽しい妄想はご自由に。

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