正の連鎖を
事実も大事だが、事実の根幹が何から生まれるのがに興味がある僕です。だから物事をナナメ45度から見るという癖が子供の頃からあります。天邪鬼といわれ、屁理屈といわれたりもします。ただ、屁理屈や極論も、心の薬として必要なときがあると思うので、時々ですがブログを書いたりします。
楽しい情報になかなか出会えません。誰かのダメな部分を叩いて正義感を振りかざしている情報、デマをあたかも確信のように流して世の中の邪魔をすることに正義感を振りかざす情報。個人の持つ「負の感情」は、爆発しやすく、他人にも悪影響しやすい。そして陥りやすい罠は、「負」を叩く行為は、それが自分の「幸福感」に変わったりもします。自分たちも、身近な人や我が子に苛立ちを覚えるとき、それに文句を言い、叱るなどの行為は一定の正義を保ち、満足感を得たりします。そもそもコロナ禍で無条件に抑圧された生活では、「負の感情」が容易に生まれる環境にあります。だから、誰かがダメなことをしたときに、世の中の人みんながよってかかって叩くというのが当たり前になってしまいます。しかしそんな情報ばかりで辟易する自分がいます。負の感情を叩いても何も「良い事」は生まれません。ダメなことをダメというだけの風潮は「動物のしつけ」レベルで、非建設的で知性がないと僕は思います。「負の感情」を向けられた人がとる反応は、結局は「負の反応」でしかないことが多いです。
実は頑張っている部分があるのに、表には出てこないことだっていっぱいあるのです。みんな誰だって日々頑張っているし、当たり前にやっていることにも努力が必要だったりする。「結果」ではなく「過程」が重要。ダメな部分ではなく、頑張っている部分を見てあげること、認めてあげること、褒めてあげること。その正の感情が、さらなる正への努力を生む。人間誰だって褒められたいし、認められたい。ならば負の連鎖を作るのではなく、正の連鎖を個々が作れば、世の中は必ず良くなると僕は思っています。この理論を子育てにも取り込んでいただくと嬉しいです。子供は、「叱られたくない(負の感情)」ではなく「褒められたい(正の感情)」のモチベーションの方が必ず強いのです。直感的な負の感情に惑わされず、もっと視点を広げながらお子さんたちに優しく接してあげてくださいね。結局人間関係は、厳しさより、優しさが必要です。