胃腸炎注意報
あーっという間に2021年も1月が終わり2月になりました。なんやかんやで1月は雪に振り回された感じですよね。もう降らないで欲しいです。
さて、例年は11月から12月初旬に流行する胃腸炎が、先週からひたひたと、こどもたちにやってきている印象があります。いろんなパターンはありますが、何となくノロウイルスっぽいのかな?子供には比較的短期的な症状経過で治っています。最初は気持ち悪くて吐きます。半日ぐらいで吐き気が止まり熱がでることがあります。さらに半日すると嘔吐はなくなり下痢に移行する。典型的なウイルス性胃腸炎の経過をたどっています。大人だと、つかまれるような胃の痛みと胸やけ感、気持ち悪さ、胸のつっかえ感、お腹は空くけど食べるとウっとなる感じが続きます。子供は突発的に吐いて、突発的に下痢しますが、意外と体力があるのかぐったりはしません。食べたい・飲みたいになるので、初期はすさまじく吐く場合がありますので飲食には注意です。吐しゃ物が付着した衣類は、しっかりハイターで消毒しましょう。アルコールでは死活しないのが胃腸炎ウイルスの特徴です。
何かを口にしたいとこどもが訴えた場合、よく言いますがスプーン一さじの水分から摂取し、10分ほど嘔吐がないことを確認して二さじに増やし、さらに10分ほどみて倍量、倍量にふやしてコップ半分ぐらいでやめておくこと。胃腸炎のときには乳製品(ヨーグルトはダメです)と脂っこいもの、生のものは控えることが大事です。下痢のときは、大体うんちと同じ柔らかさのものしか消化吸収できません。とにかく無理せず水分からあげてみてください。お茶や普通のイオン飲料でかまわないと思います。また果物はお腹の刺激になるので控えた方がよいです(せいぜいすりおろしたリンゴ少々ぐらいにしましょう)
胃腸炎発症のきっかけはやはり食事です。特に外食でお寿司や刺身を食べるとき、二枚貝(ムール貝のパスタ、牡蠣などは特に注意)には特に注意してください。また焼肉などもしっかり火を通しましょう。魚のおいしい季節ですが、特にこどもと男性は食べなれないものを食べるときには注意してくださいね。
ちなみに、今冬はまだインフルエンザは一人も確認していませんのでご安心ください。