メニュー

くびやほっぺたの湿疹(赤ちゃん)

[2018.10.27]

ずいぶん涼しくなり、ご家庭によってはホットカーペットや暖房器具を使い始められた方もおられると思います。

熱中症にご注意をと言っていたのがつい最近のように感じれらますが、いよいよ「冬」のことを考える時期になりましたね。時の移り変わりは早いです。

さて、平均気温と湿度が「熱帯雨林気候と同じ」と言われる富山県ですが、昨今の住環境、高気密高断熱住宅になりますと、普段の家のなかは異常に湿度が低くなります。

さらに暖房を使うと、肌の湿度まで持って行かれます。大人でも肌荒れ・乾燥が気になりますが、あかちゃんや乳児に至ってはもっと乾燥しやすくなります。

そもそも、生後1か月をすぎたあたりから、赤ちゃんはスベスベだったお肌に「乳児湿疹」というものができやすくなります。目に見えるところなので、小さな発疹でもどうしても気になります。

「ほっぺた」は寒い風や乾燥で湿疹になりやすい。「首回り」はムチっとしてくっつくの蒸れやすいし、お洋服の襟でこすれやすい。

「おなか」や「せなか」はもともと乾燥しやすいうえに、肌着とこすれるからこれまた湿疹になりやすい。

成人とは違い、あかちゃんはお肌が未熟なために、保水力も弱く、肌自体も薄いため、外部からの刺激にとってもデリケートで湿疹ができやすいんです。

お座りして這い這いして自由に動けるようになると刺激が弱くなるのですが、それまでの赤ちゃんは基本的にはどこかに湿疹があることがある意味「普通」のことなのです。

もちろん、赤みが強かったり、ジュクジュクするような湿疹は塗り薬でケアする必要がありますし、カッサカサならばしっかり保湿剤を使ってあげることが必要です。

でも、多少の湿疹に関しては、あんまり気にせずに様子を見ていても大丈夫なのです。もう少し大きくなったらお肌の未熟性もとれて、保水できるようになり肌も強くなりますから。

お肌のケアは、100点をとりにいくと疲れますので、60点ぐらいならば、まあいっかと割り切って接してあげるとよいと思います。

なお塗り薬に関しては、皮膚科だけでなく小児科でも処方することができますので、そのことについても周知いただけたら幸いです。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME