同じやるなら
本日はひさびさに高岡市の3か月児健診に行ってまいりました。3か月児のタイミングで大切なのは、首が座っているかなどの運動発達と体重増加・体格体型などの身体的発達が診察のメインです。
それに、保健師さんからは「育児不安」をかかえないために丁寧な育児指導のお話しがあります。これは診察する我々側のキーポイントです。
実際に診察を受ける側にとっては、漠然と頑張ってきた自分の育児方法、哺乳のやり方や時間、睡眠リズム、お肌のトラブルなど、お母さんたちからはたくさん素朴を聞かれます。
勇気をもって声を出して質問してくださるので、短い時間しかとれませんが納得できるような答えを心がけています。だいたいの方は、今のままで大丈夫なので「育児自信」を持ってもらうのも僕らの仕事です。
3か月健診だけ、診察前に「育児講座」と称する10分程度のお話しを小児科医がします。これ、意外に面倒です(笑)。でもみなさんにお話しできる機会もなかなかないので、毎回僕の想いを精一杯お伝えしています。
せっかくお話しするのであれば、何かひとつでも心に残る「言葉」を伝えたいのです。僕はほぼ毎回、「同じやるならば、育児を(楽しもう)」とお伝えします。
実際に小さいお子さんを抱えた保護者の方が、心から育児を楽しむ余裕などないのも知っています。でも、日々過ごしてゆかなければならないし、赤ちゃんは待ってはくれない。
やらなければならない(ほぼ義務)のであれば、その苦労をあえて「楽しむ」ぐらいの心構えでいるとストレスも少なくなる。これはどんな日常でも同じことが言えます。
同じ時間を、「いやー、しんどい」と思って過ごすのか、「いやー、楽しい!」とむりやり楽しむ気持ちに持ち込むのか、各々生まれてくる結果が全然違います。
究極のマイナス思考である僕は、毎朝起きた瞬間から「あー、このまま死んで目を覚まさなかったら楽なのに」とついつい思ってしまいます。
ですから、起きた瞬間から「さあて、今日も元気に一日楽しんじゃうぞ!」と思えるようにスイッチを入れなおします(笑)。そもそもこんな発想、究極のプラス思考なヒトには思いもつかないでしょう。
やはり人生、楽しまなきゃ損です。がんばれ、子育てママ・パパ!!