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幼保・学校との連携を!

[2018.10.03]

8月中旬より流行が始まった「RSウイルス」感染ですが、現状としてまだ各々の地域でブレイクが収まっていない状況です。

入院されるお子さんも多くおられます。重症化しやすく感染力の強い病気は、病院内はもとより、児童が過ごす時間がながい幼保・学校での適切な対応が求められます。

特定の病気については、園長・学校長の権限において出席停止ができるようになっているのが「学校保健安全法」に定められています。登園・登校許可書の必要な感染症です。

その病気に該当するかどうか?を診断するのは「病院」=医療者側の責任です。

クリニックでは、問診票にどこの保育園・幼稚園・学校なのかを記載していただく欄を設けています。

これはなぜかというと、本人の症状から病気を推測するよりも、どの幼保・学校へ行っているのかの情報のほうが、的確に診断に結びつくことが多いからです。

「周囲で何か流行っていますか?」という情報が一番重要なわけです。

これについては、各保育園・幼稚園・学校から、保護者側にはある程度の情報が伝わっていますが、我々医療機関までには当然連絡が入りません。

医療者側としては、保護者の方に「こういう名前の感染症だったと、幼保・学校に必ず伝えてください」とお願いをしております。

個人情報保護という観点から難しい面が多々ありますが、同じ校区でこどもを預かる立場として、積極的に「感染症流行状況の情報共有」ができないかなあと企んでおります。

もしこのブログをたまたま見た、保育士さん、幼稚園の先生、園長先生、校長先生、養護の先生方。小さなネットワークからでもよいので、何か取り組んでみませんか?

ご連絡お待ちしておりまーす。

✉:[email protected]

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