病気を憎んで、人を憎まず
[2020.03.30]
またcovid19関連の話ですみません。いよいよ富山県にもという情報が入りましたね。
本日のお笑い界の巨星の訃報は、なんとなく自粛ムードが緩みそうな雰囲気を一変させる衝撃がありました。悲しい知らせにただただ悲しい気持ちになりますし、さらなる「不安」を煽ることになったと思います。
今回の新型コロナウイルス、何が正しいとか間違っているとかは、いろんな視点がありすぎて、当事者としては正論でも部外者からは理不尽なこともあります。先の見えない自粛、社会の閉鎖に息苦しくてやりきれない気持ちでいっぱいだと思います。一般市民としての視点(特に経済)と、医療側という視点、政治という視点。おのおの担う責任が違うから、意見が合致しない。
医療者側からしても、最前線で戦っている人と、感染症対策のプロという名の指揮官とでは言い分が違います。だから同じ「専門家」でも出てくる言葉が違っていますよね。では何を信じたらよいのでしょうか?
はあ?っと呆れますが、自粛が嫌で街に出向く一部の人、卒業旅行に熱海に行ったりする若者の気持ちもわからないでもないです。ある観点からは正しくない言動・行動を起こすこともありえる。肝要なのは、「病気を憎んで、人を憎まず」ということ。全ては「病気」が悪い。「世の中」が悪い訳でもなく、「人」が悪いわけではない。だから、自分が病気に対峙したときに、唯一忘れてはならないのは「自分のわがままな行動は、大切な人の命を奪うかもしれない」ということ。少なくとも社会に迷惑をかけないこと、家族や大切な人の命を守らなければならないことを忘れずに、情報に惑わされずに自分の正義を貫いて実行することが重要です。失われた命は、二度と戻ってこないです。