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薬不足です

[2023.09.18]

全国的に咳止めの内服やテープ、去痰剤、解熱剤が深刻な薬不足に陥っています。去年のコロナ流行期と同じことが起きていますが、今回の方が危機的です。当院でも先週から処方制限してますが、おそらく今週以後はもっと状況は悪化します。処方したくても出せない、出せても非常に少ない日数だけ、そんなことがしばらく続くと思います。ご迷惑をおかけしますがご協力お願いします。

 この問題は、製薬会社からの供給不足も否めませんが、子供達の風邪が非常に多いこと、コロナ・インフルエンザの流行が極めて多いことの「需要過多」から来ています。小学生以上の年令のお子さんが発熱で受診されますが、多くの場合はコロナです。でも何故か学校で流行していることを保護者の方が知らなさすぎます。残念ですが個人情報、学校側は一切誰が何という情報を出しません。子供達が同じクラスの欠席者を感知することもありません。いつも元気な小中学生が39℃以上の急な高熱が出たらほぼコロナかインフルエンザなどの流行性感冒を疑ってください。なお、薬局で自分たちで調べることができます(ただし発熱してから最低半日以上経過していることが望ましいです)。

 とにかく、今はめちゃくちゃに風邪が流行していることを覚えておいてください。そして、残念ですが診察させてもらう僕らにも、症状を和らげるべき薬がない、厳しい状況も知っていてください。

最終的には何より、風邪をひかないための予防策を十分にとってください。自分の健康は自分たちが守るのが大切です。あとこの季節は日内の寒暖差や湿度差が強いので、アレルギー症状(鼻水・鼻詰まり・喘息)も出やすいです。当分はこんな状況が続きそうなのですから、お気をつけくださいね。

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