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院長ブログ

sick contact(2020.02.17更新)
えー、以前に「ヒントを」というブログを書いたことがあり、今回もそれと同等なお話。 こどもが病気になったときに、僕ら医療者側は当然診察所見も参考にしますが、それよりはるかに重要な情報は「どこからその感染症をもらった可能性があるか?」です。 英語で言うと「sick contact(病気との接触)」と言います。この子がどこでこの感染症にかかった可能性があるのか?という情報は、何よりも診断への有力な証言です。不思議とご家族が黙っていることが多いのですが、ことこの情報については診察前にも診察時にも、聞かれる前に積極的に話をしていただきたいのです。検査結果が出たところで「実はパパがインフルエンザでした」「数日前に兄弟が溶連菌って診断されました」など、後出しで言われるケースが今でも多いのです。病院に来て「これこれこうかもしれません」と我々に言うのをためらうかもしれませんが、ほんとに僕らにとってはとっても「有り難い」情報です。聞く前に言って欲しい。 たまに赤ちゃんの発熱などで、「最近、どこかこどもの集まるところとかに出かけませんでしたか?」と聞いても、「いいえ、どこにも行ってません」と答えられることがあります。「最近」とは「ここ1週間ほど」というニュアンスでお聞きしてます。いろいろ検査してたまたま診断がついたときに、最後の最後に「そういえばお試し保育に行ってました」とか「支援センターに行ってました」と思い出されるケースも多いです。sick contactはやはりこども同士が多いのです。一見すると元気そうなお子さんも、実は何かが潜んでいることもある。不特定多数の子供と接触することは、一定の割合で感染症のリスクが高まることを意識して欲しいのです。  「COVID19」とハイカラな名前がついた新型コロナウイルスですが、もはや中国からという段階を通り越して、どこにでももしかすると感染するリスクが出てきました。国がやっている水際対策は、厚生労働大臣が言うように「感染の蔓延を先延ばしにしているだけ」であって、感染の制圧はもはや無理だと考えます。ウイルスは目に見えません。我々国民としては、いかに日々sick contactを減らすか?ということを意識しなければならない。不要な外出をさけること。こどもを守るために、大人が風邪を家庭に持ち込まないこと。これがこどもが風邪をひかない唯一の良案です。必要に迫られない限りは、暇つぶし的な支援センターやイオンなどに出かけることが、常にリスクをはらんでいることを意識して生活をするべきだと思います。楽しみの反対側には、必ず危険が存在するのです。みんなで気を付けましょう! 

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