何でもない日への感謝
[2018.06.29]
朝、いつもの時間にふつうに目覚める。職場へ行き、スタッフみんなで楽しく仕事をして、帰り支度をして、帰宅して晩御飯を食べて、寝る準備。
そんななんでもない日でした。
つまらない? 確かにそうかもしれません。 ワクワクドキドキして楽しいことが起こった方がいいに決まっている。
しかしどうでしょう。先日富山市で突如起こった事件。被害にあわれたかたのご冥福を祈ります。
子供が学校へ行き、無事にただいまと帰宅すること。いってらっしゃいと手を振り、一日おりこうさんだったねと保育園に迎えに行くこと。
何か事件・事故が起こった瞬間に、その幸せは音を立てて崩れ、不幸になってしまいます。
こういう事件を知ると、なんでもない日が実にありがたいことだと気づかされます。なんでもなかった日に感謝が生まれます。
なんでもない日、それでよい。いや、それがよいのだと。
問題のあった小学校では、事件の恐怖からPTSD(心的外傷後ストレス障害)で学校を休んでいるお子さんもいらっしゃると聞きます。
どんなことがあっても、子供たちの心を、自分勝手にしか生きられない大人が傷つけるのは許しがたいことです。
何人たりとも、こどもの平和を奪う権利は絶対にないのです。それを日々実践し、守り、育てることが大人の役割です。