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成人先天性という言葉

[2018.09.09]

金曜日夜は急患センターでお仕事があり、昨日は金沢に北陸小児循環器研究会に出席していたためブログ更新できませんでした。

昨年までこの研究会を会頭として引っ張ってくれていた、超優秀な金沢医大の中村先生(10月にクリニックを開業されます)にもちらっと会えてうれしかったです。

ホントすごい同級生なので、きっと新しいクリニックも大賑わいだと思います。がんばってね、常ちゃん!!!

 

特別講演がありまして、そのテーマが「成人先天性心疾患」でした。

外科医は子供から大人まですべてに対応しておられますが、内科系は、小児科が15歳まで、高校入学すると内科というのがルール。

その主治医としての引き継ぎは、突然ではなく連続性をもって患者さんにかかわってゆくべきという発想です。

特に循環器は小児の複雑な先天性心奇形の子が30年前ぐらいからたくさん助かるようになりましたが、術後の合併症や後遺症などを抱えて大きくなりますので、どうしても内科へのシフトが必要になります。

内科の先生がぜひこの分野に興味をもってもらえるように、小児科医も働きかけてゆく必要があると思います。

 

お買いものするときにも、肉は肉屋で、魚は魚屋で、野菜は八百屋で探したほうが、求めているものが見つかりやすい。そこが「専門」の良いところです。

でも「とりあえず」間に合わせたいときには、コンビニでもなんとかなるし、近くのスーパーやドラッグストアでも十分だったりする。

近くて、気軽で、まあまあ便利。クリニックもまさにそうあるべきだと日々思っています。

医療の入り口、最前線はなにより気軽に入れる場所であるように、これからも心がけてゆきます。

みなさん、どんなことでも遠慮なくご相談くださいね。

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