あかいあざ・あおいあざ
[2018.09.16]
出生直後、自分の赤ちゃんをみるときには、ツヤツヤピカピカお肌の赤ちゃんを想像して眺めると思います。
しかし、よくみるとどこかしこに気になる「しるし」がある場合がありまして、とくに3,4か月健診などで質問されます。
①ウンナ母斑:後頸部正中部に赤いあざがあるものを「ウンナ母斑」と呼びます。
②サーモンパッチ:おでこの正中部に赤いアザがあるものを「サーモンパッチ」と呼びます。
頭部の正中部にはこういった赤アザ(血管腫)ができることがありますが、基本的には自然に消失します。
強い赤みがない場合には治療の対象にならないことがほとんどです。
③異所性蒙古斑:我々日本人はおしりやせなかに青いアザ(蒙古斑)があるのが普通ですが、手足や顔やからだにも青いアザができることがありこれを「異所性蒙古斑」と呼びます。
これも色味が強くない場合は、自然に消えてゆきます。
赤ちゃんのしるしは、病的なアザではなく上記のような生理的なアザがほとんどなので、過度な心配はされなくても大丈夫です。
なお、昨今はレーザー治療も進化していますので、どうしても気になる方は皮膚科か形成外科で相談されるのもよいかと思います。